audio wednesday (next decade) –第十二夜(JBL 4343 + Meridian Ultra DAC、ふたたび)
1月8日のaudio wednesdayでは、JBLの4343をふたたび鳴らすわけだが、
アンプはまだ決まっていない。
D/Aコンバーターは、11月の会と同じくメリディアンのUltra DACである。
以前、別項で書いているように、
Ultra DACの、私の中での位置づけはEMTの930stである。
だからこそ今回もUltra DACとなる。
930stの上には927Dstがあった。
930stも、優れた音のプレーヤーなのだが、
927Dstを一度でも聴いてしまうと、その違いに驚くだけでなく、
なんとしてでも927Dstを、という気持になってしまう。
930stの上には、トーレンスのリファレンスもあった。
これらを聴いてしまうと、930stが少しばかり色褪せてしまう。
だから20代の私は、かなり無理をして927Dstに行ってしまった。
そうして、いま思うのは、930stの良さである。
その良さに共通するものをUltra DACにも感じる。
Ultra DACも高価なD/Aコンバーターだが、
その倍どころか、十倍以上するD/Aコンバーターも登場してきている。
Ultra DACよりも高性能なD/Aコンバーターは、ある。
それでも930st的D/Aコンバーターとなると、
私にとっては、いまのところUltra DACのみである。
瀬川先生は長いこと930stを使われていた。
だから思うことがある。
瀬川先生がUltra DACを聴かれたら──と。
その答を探っていくためにも、今回もUltra DACが必要になる。