2023年ショウ雑感(その12)
インターナショナルオーディオショウは、毎年三日間だ。
この三日間をちょうどいいと感じるか、短い、もしくは長いと感じるのか。
毎年のことなのだが、ブースにちょっとだけ入ってすぐに出て行く人はいる。
今年もいる。写真だけを撮って出て行く人も少なからずいる。
オーディオ雑誌の編集者なのかと思って、首からさげている入場証は一般参加である。
この人はなにをしに来ているのか?
人が多いよりも少ない方が聴く側からすればいいことなのだが、
ソーシャルメディアにアップするためだけに来ているのだろう。
写真を撮ってすぐ、という人もいれば、ちょっとだけ聴いてすぐに出て行く人は、
ソーシャルメディア以前からいる。
そういう人は、いい音かどうか、一瞬でわかるから、長居は無用と自慢気に言う。
実際にそういう人を数人知っている。
そして、こういう人たちは決って、どこもまともな音で鳴っていなかった、ともいう。
確かに、毎年ひどい音でしか鳴らしていないブースがあるのは事実だ。
広いスペースを毎年使っていて、鳴らしている機器も高価なモノばかりなのに、
毎年毎年、貧相な音しか出していない。
私だけがそう感じているのであれば、私の聴き方が悪い、特殊とか、そういうことになのが、
私の周りの人たちも、同意見だ。
ほんと、毎年ひどいよね、と口にする。
ここよりも、ずっときちんとした音を鳴らしているのに、人の入りが悪いブースもある。
結局、扱っているブランドの知名度なのか。