Date: 2月 22nd, 2023
Cate: 598のスピーカー
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598というスピーカーの存在(KEF Model 303・その19)

別項「世代とオーディオ(JBL 4301)」で、
JBLのブックシェルフ型2ウェイの4301について書いている。

ステレオサウンド 46号の特集で、
瀬川先生の4301の評価はなかなかのものだった。

さらにステレオサウンド別冊「コンポーネントステレオの世界 ’79」で、
瀬川先生は予算30万円の組合せでJBLの4301を使われている。

アンプはサンスイのAU-D607、アナログプレーヤーはKP7600、
カートリッジはエレクトロアクースティック(エラック)のSTS455Eで、
組合せトータル価格は298,700円。

「コンポーネントステレオの世界 ’79」は1978年12月に出ている。
4301の価格は円高のおかげで安くなっていた。
46号のころだと予算オーバーになってしまうが、
1978年ごろに、30万円という予算で組合せが可能になっていた。

「世代とオーディオ(JBL 4301)」を書いていたころからすれば、
多少薄れてきているけれど、4301は程度のいいモノとであえれば、手に入れたい。

なぜ、欲しいという気持が薄れてきたのか。
KEFのModel 303を手に入れたからではないのか。
先日、そのことにふと気づいた。

瀬川先生は、ステレオサウンド 56号で、
KEFのModel 303、サンスイのAU-D607、パイオニアのPL30L、
デンオンのDL103Dという組合せを提案されている。

この組合せのトータル価格は、288,600円である。
つまり予算30万円の組合せである。

この組合せが気づかせてくれた。
アメリカのJBL・4301、
イギリスのKEF・Model 303。
そういうことなのだ、と。

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