コントロールアンプと短歌(その12)
アキュフェーズのDC300は、1996年、
DC330は1999年に登場している。
DC300とDC330の違いはいくつもあるが、
まず大きな違いとして挙げられるのは、DC330はアキュフェーズ独自のHS-Linkを搭載、
DP100と組み合わせることでSACDの再生が可能になっていることだ。
同時に、対応サンプリング周波数も、DC300は32kHz、44.1kHz、48kHzだけだったが、
DC330では、32kHz、44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、176.4kHz、196kHz、2.824MHzと、
時代にそった拡大がはかられている。
DSDが2.824MHzだけなのは、1999年なのだからしかたない。
いまアキュフェーズがDC330の後継機を開発すれば、
DSDの対応サンプリング周波数は11.2MHzまで、となるはずだ。
同時に思うのは、機能的にDC330とどう違ってくるのだろうか、だ。
1999年当時は、TIDALはまだなかった。
ストリーミングで本格的に音楽を聴く時代ではなかった。
いまは違う。
となると、デジタル・コントロールアンプにはハブ機能が求められるのか。
この点を考えていく必要がある。