老いとオーディオ(終活について)
終活という造語を頻繁に目にしたり耳にしたり、というふうになっていたのは、
いつごろからだろうか。
そんなに経っていないはずなのに、それがあたりまえのことのように思われつつあるようだ。
終活の意味について書く必要はないだろう。
私もあと二ヵ月ほどで60になる。還暦だ。
同世代の人たちは、終活ということを真剣に考え、実行に移しはじめているのだろうか。
終活=断捨離みたいにも受け止められている。
けれどほんとうに終活とは、そういうことなのか。
私はむしろ終活とは、残り時間が少なくなってきたのだから、
好きな分野でいままでやってこれなかったことをやるのが終活だと思っている。
そう思っているからこそ、今年はいくつものオーディオ機器がやって来たのだろう。