Date: 11月 19th, 2022
Cate: German Physiks
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Troubadour 40とウーファーのこと(その2)

ユニバーサルウーファーというテーマで、別項をいくつか書いている。
これは、いつかはTroubadour 40かUnicornを鳴らす日がきっとくる──、
それを夢見てのことだ。

ジャーマン・フィジックスのDDD型ユニットは水平方向無指向性である。
ウーファーを考えるにあたって、このことにとらわれないようにしたい。

低音部も無指向性とすることが、
DDD型ユニットとうまくつながるとは考えないことだ。

低音はもともと指向特性が広いからだ。
ジャーマン・フィジックスにしても、HRSシリーズはウーファーを床に向けているが、
Gaudíやそれに次ぐモデルは、そんなことをしていない。

HRSシリーズのようなやり方を否定はしないものの、
DDD型ユニットと組み合わせるということを考えるのではなく、
良好な低音再生を、まず考えるのが先である。

別項「スーパーウーファーについて(その21)」では、
ユニバーサルウーファーではなく、
Universal Bass(ユニバーサルベース、ユニバーサルバス)と呼ぶべき、
Universal Bassは、それが鳴らされる環境において、
時間と手間と知恵をかけて形成されるものである、と書いた。

Universal Bassこそ、目指すみちである。

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