2022年をふりかえって(その3)
今年はなんといっても、メリディアンとジャーマン・フィジックス、
私の好きな、この二つのブランドが、日本市場に戻ってきたことがいちばんである。
海外ブランド、海外製品に関しては、輸入元がどこか、というのは、とても大事なことである。
高級オーディオのブランドばかり取り扱っているからといって、
その輸入元がよい輸入元とはいえないのが現状だ。
私は、好きなブランドの取扱いがステラ/ゼファンに移ってしまうと、
よりによってステラ/ゼファンなのかぁ、と毎回心の中でつぶやいている。
ジャーマン・フィジックスがステラ/ゼファン扱いにならなければ──、
どうしてもそう思ってしまうし、これだけではない。
他にもいくつか挙げることができる。
ステラ/ゼファンは飽きっぽいというか、冷淡なのか。
商売にならないと判断したら、取扱いをやめる。
商売だからしかたない──、
そうなのだろうが、ジャーマン・フィジックスのようにタイムロードがそれまで扱ってきて、
大切にしてきたブランドを、いわば横取りするようにして扱いはじめる。
そしてポイ捨て。
そんなふうには取り扱っていない、と反論されそうだが、
ジャーマン・フィジックスの音に惚れ込んでいる私にとっては、そう見える。
とにかくジャーマン・フィジックスとメリディアンが戻ってきた。