ショルティの「指環」(その20)
タワーレコードウェブサイトによると、ショルティの「ニーベルングの指環」は、
今回の2022年でリマスターは六回目となる、とのこと。
1985年に、最初のCD化。
1997年に、原録音に携わった技師ジェームズ・ロックがリマスター監修。
私が買ったのは、このリマスター盤。
2009年に、英デッカから音源をライセンスしてSACD化。これがエソテリック盤。
2012年に、1997年版をフィリップ・シニーがリマスタリング。
これがBlu-Ray Audio盤(96kHz)になっている。
2018年に、セイフティ・アナログ・マスターテープからSACD化したのが、ステレオサウンド盤。
2022年、オリジナルアナログディスク十九枚分のアナログマスター三十八本から、
192kHz、24ビットでリマスタリング。
さらにタワーレコードの解説によると、
一回目から五回目までのCD(SACD)化には、
オリジナル・2トラック・ステレオ・マスターテープは保存状態が悪いことを理由に使われていない。
オーディオ雑誌は、ステレオサウンドを含めて、
ショルティの「指環」の比較試聴をやるのだろうか。
オーディオ雑誌だけでなく、レコード芸術も比較試聴はやりそうである。
ステレオサウンドはやらなかったりするのだろうか。