Sugano 90(その2)
菅野先生生誕90年だから、たぶん無理なのはわかっていても、
つい期待したくなるのが、菅野先生録音のルドルフ・フィルクシュニーの再発である。
1983年に、菅野先生にとって初のデジタル録音で、
フィルクシュニーの来日にあわせて石橋メモリアルホールで収録されている。
レーベルは、オーディオ・ラボではなく、スガノ・ディスクだった。
マイクロフォンには三研製が使われた。
レコーダーは、ソニーのBVU200Bである。
Uマチックの器材だ。
マスターテープがきちんと保管されていたとしても、
きちんとした再生は器材の関係でかなり難しい。
それでもマスターテープが残っていて、
器材の条件が揃えば、MQAで再発してほしい、と思う。