Date: 6月 14th, 2022
Cate: Noise Control/Noise Design
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聴感上のS/N比と聴感上のfレンジ(その19)

その18)で、聴感上のS/N比が良くなっていくと、
聴感上の音量は大きく聴こえるようになる、と書いた。

このことは1980年代くらいからの常識だと私は思っていたけれど、
(その18)でも書いているように、どうもそうではない。

聴感上のS/N比を良くしていくと、
音量は減ったように感じられる──、
と考えている(捉えている)人が意外にもいることに気づいたからだ。

今年のOTOTENで、MQAのセミナーがあった。
ボブ・スチュアートが来日してのセミナーで、
通常のPCMとMQAの比較試聴がメインだった。

そこでボブ・スチュアートが、MQAだと音量が増して聴こえるのは、
細かい音がより明瞭に聴こえるからだ、と言っていた。

聴感上のS/N比が良くなると聴感上の音量は大きく聴こえるようになる、と同じことだ。

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