カセットテープとラジカセ、その音と聴き方(余談・その22)
十数年前だったか、中学のころ使っていたラジカセの型番を調べようとしたことがある。
その時は、検索ワードを変えてみたりしても、求める結果に行き着けなかった。
それがいまや昔のラジカセが小さなブームになっていることもあってか、
すんなりわかった。
内部写真も見つかった。
使っていたとき、内部を見たことはなかった。
今回、インターネットで見つけた写真をみて、
スピーカーユニットがアルニコマグネットだったことを知る。
ダイヤトーンのP610のような磁気回路のフルレンジユニットで、
ダブルコーン仕様である。
さっきまでフェライトマグネットのシングルコーンのフルレンジだと思い込んでいた。
コバルトの世界的不足で、JBL、アルテック、タンノイなどが、
アルニコマグネットからフェライトに移行したのは、この数年後である。
このラジカセで、グラシェラ・スサーナのミュージックテープを聴いていた。