Date: 4月 4th, 2022
Cate: ディスク/ブック
Tags:

グールドの「熱情」

ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第23番には、
「熱情」という通称がついている。

この通称にとらわえてしまうと、演奏の評価を誤ってしまうのかもしれないが、
それでもグレン・グールドの「熱情」は、
グールドによるベートーヴェンの他のピアノ・ソナタほどには際立っているとは、
これまで感じたことはなかった。

「熱情」をそれほど聴くわけではない。
他のピアニストの演奏でも、それほど聴かない。

昨年、TIDALでグールドのコロムビアでのすべての録音がMQA Studioで聴けるようになってから、
すべてのアルバムを聴き直しているところ。

今日は、「熱情」がおさめられているアルバムを聴いていた。
前回、グールドの「熱情」を聴いたのがいつだったのか、
正確に思い出せないほどにひさしぶりのグールドの「熱情」となった。

第二楽章を聴いていて、ハッとした。
こんなに美しかったか、とハッとした。

ピアノの演奏よりも、むしろグールドのハミングの美しさに、ハッとしたものだった。

MQAだからなのだ、と勝手に思っている。

Leave a Reply

 Name

 Mail

 Home

[Name and Mail is required. Mail won't be published.]