私的イコライザー考(音の純度とピュアリストアプローチ・その12)
昨年12月から、audio wednesdayは会場をかえて、ぴあ分室で行っている。
ここのシステムについては別項で触れているように、トリノフ・オーディオによって音響補正がなされている。
つまりD/Aコンバーターの出力がコントロールアンプに入り、コントロールアンプの出力がトリノフ・オーディオに入る。
トリノフ・オーディオは入ってきた信号をA/D変換して信号処理を行う。そしてD/A変換してパワーアンプに信号を送る。
一つのシステムにD/Aコンバーターが二箇所、A/Dコンバーターが一箇所あることになる。
ということはトリノフ・オーディオ内で行われるA/D、D/A変換によってMQAの良さはスポイルされることは、十分考えられる。
理想はトリノフ・オーディオがMQA対応になってくれることだが、あまり期待はできない。
それに、そんなことを言っていたら、音を鳴らせなくなる。
実際鳴らしてみると、MQAの良さはきちんと伝わってくる。これで、トリノフ・オーディオがMQAに対応してくれれば……、
さらに良くなるだろうに、という気持はあるけれど、少なくともMQAの良さがひどくマスキングされているという印象はない。
このことはトリノフ・オーディオによる音響補正によって、別のマスキング要素がかなりの部分、抑えられているからだろう。