Ses Enregistrement 1930 – 1956
“Ses Enregistrement 1930 – 1956”は、
イヴ・ナットの録音を集めた15枚組のCDボックスである。
2006年に発売になっている。
TIDALを使うようになって、わりとすぐにイヴ・ナットは検索している。
2019年11月のことである。
けれど、その時、“Ses Enregistrement 1930 – 1956”はMQAで聴けなかった。
私の記憶違い、見落しの可能性もあるが、MQAではなかった、と記憶している。
さきほどふと見てみたら、MQA(44.1kHz)で聴けるようになっている。
ベートーヴェンのピアノ・ソナタも、もちろん含まれている。
イヴ・ナットのベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集は、
菅野先生の愛聴盤でもあった。
イヴ・ナットに師事していたフランスのピアニスト、ジャン=ベルナール・ポミエの全集も、
ナット以来の愛聴盤となった、とステレオサウンド別冊「音の世紀」で書かれていた。
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ドイツ系の演奏も嫌いではないが、ベートーヴェンの音楽に共感するフランス系の演奏家とのケミカライズが好きなのだ。ベートーヴェンの音楽に内在する美しさが浮き彫りになり、重厚な構成感に、流麗さと爽快さが加わる魅力とでも言えばよいか?
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ポミエのベートーヴェンもMQA(44.1kHz)で聴ける。