TANNOY Cornetta(黒バッフルのモデル・その2)
ステレオサウンドがキットとして販売していたコーネッタの底板には、
StereoSoundという焼き印が押されている。
私がヤフオク!で手に入れたコーネッタには、ない。
ヤフオク!に表示されていた写真をみた時から、たぶんオリジナルじゃないな、
そう感じていた。
手に入れて真っ先に確認したのは、焼き印の有無だった。
ないだろうと予想していたから、がっかりはしなかった。
問題は音と、その造りだからだ。
造りに関してはみた時から満足していた。
音は昨年書いているように、よく鳴ってくれている、と感じている。
キットだから、ステレオサウンドが販売したものを購入した人の中には、
自分でバッフルを黒く塗装した人がいたことだろう。
サランネットを外したときにバッフルが黒だと、
オートグラフのイメージに少し通じてくる、といえるからだ。
オーディオタケムラの黒バッフルも、そういうことなのかもしれない。
オーディオタケムラのモデルは、もう一つ違いがあって、
レベルコントロールが背面ではなく、フロントバッフルにあることだ。
何度か書いているが、コーネッタはキットだった。
完成した状態で、メーカーがその性能と音を保証しているモノではない、ということ。
そのことを忘れないことだ。