2021年ショウ雑感(その7)
(その5)で、
才能ある人が、オーディオ評論家(職能家)を目指して、
この世界に入ってくることがなくなってくる、と思うと書いた。
書きながら、思っていたことがある。
いまのオーディオ業界は、才能ある人を欲しがっていないのではないか、と。
新しい才能、優れた才能の人が現れないか、とか、欲しい、などと口ではいう。
けれど本心は、そうなのだろうか。
オーディオ評論家(職能家)のいない、いまの時代はどんぐりの背比べである。
みんなどんぐりだから、外から見ている人のなかには、
どんぐりだということに気づかないのかもしれない。
そこにオーディオ評論家(職能家)を目指せる、期待できる人が入ってきたとしよう。
その人は、はっきりとどんぐりではない。
どんぐりの集団に、どんぐりではない人(栗)が入ってくれば、
それまでの人たちがどんぐりであったことが、多くの人にばれてしまうことになる。
そうなって困るのは、どんぐりの人たちだ。
いまさらどんぐりから栗へと変ることは無理だろうから。
いまはオーディオショウだけでなく、オーディオ店のイベント、
さらにオーディオ雑誌の読者訪問記事も、コロナ禍でない状態だ。
これは機会の喪失でもある。