2021年ショウ雑感(その2)
帰宅時間が遅くなると、
食事のできる店がすべて閉まっている。
遅くなった日ほど外食したい、と思うわけだが、
そうもいかず足早に帰宅して自炊することになる。
夜の早い東京になっている。
なんとなく懐しい気持にもなっている。
東京で暮すようになって、今年の春で丸四十年。
そのころの田舎は、こんな感じだった。
食事のできる店は、たいてい夜八時には閉まっていた。
田舎では大きな、宴会もできる洋食の店が九時までやっていたのが遅いほどで、
田舎の夜は、早かった。
そういう状況だから、今年のオーディオショウはどうなるのか。
なんとか開催できるようになったとしても、マスク着用が求められるはずだ。
多くの人が気づいているはずだが、マスクをして音を聴いていると、
いつもと違って聴こえる。
このことについて、誰もいわないけれど、こちらから話をふると、
みな、やっぱりそうでしょう、ということになる。
ふだん口を開けて聴いているわけではないから、
マスクをしているしていないの違いは、鼻がマスクで覆われているかどうか、である。
マスクをしていても、鼻を出せば違う。
今年のオーディオショウの開催は、マスク着用でみな聴くことになる可能性が高い。
開催する・出展する側としては、それでも音を聴いてほしい、と考えるのか、
それともマスクを着用せずにすむような状況になってからの開催を望むのか。