老いとオーディオ(とステレオサウンド・その4)
facebookにコメントをされた方は、
ステレオサウンド・メディアガイドは、広告営業用の媒体資料であろう、
と指摘されていた。私もそう受けとっている。
そして、いまだに殿様商売をやっているのか、という感想をもった、ともあった。
この点も、まったく同じである。
殿様商売がぴったりだ。
まぁ、でもステレオサウンド側に立てば、
うちは殿様商売ができるんだ、ということでもあろう。
私は2014年版と2020年版しか知らないが、
ステレオサウンド・メディアガイドは、これまでに何回出ていたのだろうか。
回数はわからないが、それでもはっきりいえることは、
どれもコピー・アンド・ペーストでつくられていて、
誤植を含めて内容は同じだ、ということである。
このステレオサウンド・メディアガイドを受けとる側は、どう思っているのか。
また今年も来たな、ぐらいの感覚なのだろうか。
また今年も同じ内容のままだ、誤植も同じままだ、なのだろうか。
それでも、オーディオ雑誌のなかで、ステレオサウンドがもっとも広告が多い。
ほかのオーディオ雑誌の広告索引と比較してみてほしい。
ステレオサウンドの一人勝ちといっていい状況は、
これはもうなれ合いでしかない。
殿様商売となれ合い。
これこそ老害ではないか。
老害、老害とくり返す人は、SNSに少なからずいる。
そういっている人は、おそらくある程度若い人たちだろう。
老害というのはいいけれど、
どんなことを老害といっているのかが見えてこないことが多い。
きちんと書いている人もいるのかもしれないが、
検索までして、読みたい、とまったく思っていない。
なので、あくまでも私が目にした範囲では、
老害について具体的なことを書いているのは記憶にない。
老害、老害といっている人が、何を老害と感じているのはわからないが、
いまのステレオサウンドこそ、まさに老害である。