Date: 6月 26th, 2020
Cate: ディスク/ブック
Tags:

Frans Brüggen Edition(余談)

小学校の音楽の授業でハーモニカとリコーダーを、私の世代は習った。
吹き方を教わって、指定された曲をみんなで吹く。
実技のテストもあった。

とはいえ小学生だから、飛び抜けてうまいやつはいなかったし、
とてつもなくヘタなやつもいなかった。

そのためか、私はなんとなく、ハーモニカとリコーダーを、
小学生向けの楽器と受け止めていたところがあった。

ハーモニカもリコーダーも、一流の演奏家に手にかかれば、
ものすごい表現力をもつ楽器だとわかる。

けれど小学生の私には、そんな想像力はなかった。
オーディオに興味をもつようになってから思うようになったのは、
小学校の音楽の授業で、
ハーモニカとリコーダーの一流の演奏家のレコードを、まず生徒に聴かせた方がいい。

誰もがそうなれるわけではないけれど、そこまで到達できるということを、
まずはっきりと示してほしかった、といまは思う。

ハーモニカならウーゴ・ディアス、
リコーダーならフランス・ブリュッヘン、
この二人のレコードをきかせるところから、
ハーモニカとリコーダーの授業は始めてほしかった。

Leave a Reply

 Name

 Mail

 Home

[Name and Mail is required. Mail won't be published.]