2020年ショウ雑感(その17)
10月17日、18日に開催予定だった真空管オーディオフェアも、中止になった。
ぎりぎりまでのばさずに、この早い時期での中止の決定はなかなかできることではないと思う。
オーディオショウは東京ではいくつか開催されている。
けれど、そのすべてに行く、という人はあまりいないように思う。
私はすべてのオーディオショウに行っているわけではない。
真空管オーディオフェアには、まだ行ったことがない。
OTOTEN、インターナショナルオーディオショウのような規模ではないが、
かなり多くの人が来場すると、行ったことのある友人からきいている。
真空管オーディオフェアだけに行くという人も、きっといるはずだ。
OTOTEN、インターナショナルオーディオショウとはかなり趣が異るだろうから。
11月開催のインターナショナルオーディオショウが、どうなるのか、
いつごろ決定になるのか、私はまったく知らない。
ぎりぎりまでのばしたほうがいいのか、それとも早めに決断したほうがいいのか。
その判断もむずかしいところなのだろう。
誰もいわないだろうが、出展社の本音はどうなのだろうか。
毎年出展しているところでも、二年に一度くらいでいい、とか、
毎年出展しても……、と思っているところがあるのかないのか……。
出展にはお金がかかる。
オーディオフェアのころに比べれば、その予算は少なくてすんでいるだろうが、
それでも負担と感じている出展社がいない、といいきれるだろうか。
インターナショナルオーディオショウの初日に行くと毎回感じていることがある。
オーディオ業界にずっといる人たちの同窓会のような雰囲気が、初日は特に強く感じる。
気づけば、一人欠け、二人欠け……、といつかはなっていく。
そう遠い日のことではないはずだ。