オーディオのプロフェッショナルの条件(その4)
読モという略称がある。
読者モデルのことである。
ここ数年思っているのは、読評である。
読者評論家を略したものだ。
読モもひどい略称だと感じるが、読評は、もっとひどいな、と思う。
読モはインターネットの普及以前から登場していたとのことだが、
これほどの脚光を浴びるようになったのはインターネットの普及も関係している、とのこと。
読評が現れるようになったのは、はっきりとインターネットの普及、
さらにはSNSの普及のおかげある。
Wikipediaによれば、
読モの魅力は、
読者からみてお手本にできる親しみやすさ、
スターというより友達感覚といった親近感に集約される、とある。
オーディオにおける読評もそういえる気がするだけでなく、
ここ十年ほどは個人サイトをほとんど見なくなったためはっきりとはいえないが、
それ以前は、積極的に個人サイト、ブログをやっている人のなかには、
オーディオ評論家をめざしているんじゃないのか──、
そんなふうに感じさせる人が何人もいた。
すでに休刊(廃刊)になってしまったオーディオベーシックという季刊誌があった。
共同通信社が出していた。別冊FMfanの成れの果てだ、と私は思っている。
ひどいことをいうヤツだ、と思われようが、そうとしか思えないし、
別冊FMfanが、こんなふうになってしまったのは、
読評のはしりといえる人を積極的に活用したからだ、とも思っている。