Date: 4月 22nd, 2020
Cate: デザイン
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オーディオのデザイン、オーディオとデザイン(シルバーのヤマハ C2・その3)

C2、B2時代のヤマハは、くり返すが、
プリメインアンプのパネルはシルバー、セパレートアンプのパネルはブラックと分けられていた。

普及機のプリメインアンプCA-V1とペアとなるチューナーCT-V1は例外的にブラックだったのは、
若者向けを狙ってのことだった。

この時代のチューナーにT2がある。
型番からわかるようにC2とペアになるチューナーである。
パネルサイズも同じだし、ブラックである。

もちろん単体のチューナーと優秀であっただけに、
他社のアンプと組み合わせたり、
ヤマハのアンプとであっても、プリメインアンプとの組合せもあっただろう。

それでもデザインからいえば、T2とC2とペアになるモデルであることに変りはない。
そうやってチューナーのパネルの色をみれば、
CT1000は、プリアンプのCA2000、CA1000IIIとの組合せを前提としたモデルであることは、
価格的にもそういえる。

ではCT7000は、どうなるのか。
当時のヤマハの最高級チューナーであった。

シルバーのフロントパネルの本体を、木製のキャビネットに収める構造である。
見た目的にはCA2000、CA1000IIIに共通するといえるけれど、
造りはずっと手間もお金も賭けられているものだ。

CA2000よりも、CT7000は高価だった。
CT7000はヤマハのチューナーの位置づけからいえば、
コントロールアンプのCIとのペアを想定していたのかもしれない。

けれどできあがった製品は、CIとはまるで違う雰囲気に仕上がっている。

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