Date: 4月 20th, 2020
Cate: Jazz Spirit
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「これからのジャズ喫茶を考えるシンポジウム」(四年後)

四年前の7月30日に四谷のいーぐるで、
「これからのジャズ喫茶を考えるシンポジウム」が行われた。
老舗のジャズ喫茶で、若い世代のジャズ喫茶の店主が集まって、
「これからのジャズ喫茶」について語る、というイベントてあった。

それから四年後のいま、である。

いーぐるが、存続支援キャンペーンをやっている。

いーぐるのウェブサイトのトップページには、こうある。
     *
コロナウイルスによる外出自粛要請がされるなか、
当店の存続も厳しくなってまいりました
52年続くいーぐるを守るべく、支援グッズの通販を開始いたします
皆様のご注文を心よりお待ちしております

いーぐる従業員一同
     *
いーぐるは、グッズ販売サイトを開いている。
いーぐるだけでは、ないはずだ。

ジャズ喫茶はどこもたいへん厳しい状況のはずだ。

いーぐるはビルの地下にある。
窓はない。

四谷三丁目の喫茶茶会記にしても、開放的な空間とはいえない。
ジャズ喫茶の多くは、音を出すのだから、そういう傾向にあるだろう。

「これからのジャズ喫茶を考えるシンポジウム」では、
誰もこの状況を予想できなかったはずだ。

いーぐるは、グッズとしてTシャツ、キャップなどのほかに、プリペイドカードもある。
プリペイドカードならば、他のジャズ喫茶でもすぐにやれるはずだ。

それだけでどうにかやっていけるかどうかは、なんともいえないが、
四年前以上に「これからのジャズ喫茶を考える」ことが目の前に押しつけられている。

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