HIGHLIGHTS FROM BERLINER PHILHARMONIKER RECORDINGS
ステレオサウンド 213号の附録である「HIGHLIGHTS FROM BERLINER PHILHARMONIKER RECORDINGS」。
このSACDの収録曲は、
ドヴォルザーク:スラブ舞曲 第八番 作品46/サー・サイモン・ラトル
シューベルト:交響曲 第七番《未完成》 第一楽章/ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
メンデルスゾーン:劇音楽『夏の夜の夢』 序曲/クラウディオ・アバド
ブルックナー:交響曲 第七番 第四楽章/クリスティアン・ティーレマン
プッチーニ:歌劇《マノン・レスコー》第三幕・間奏曲/サー・サイモン・ラトル
チャイコフスキー:交響曲第6番《悲愴》 第三楽章/キリル・ペトレンコ
二曲目のフルトヴェングラーのシューベルトだけが、モノーラルである。
けれど、収録曲で別格なのが、このフルトヴェングラーのシューベルトである。
オーケストラはすべてベルリンフィルハーモニーなのはいうまでもない。
聴けば、ほんとうにすべてベルリンフィルハーモニーなのか、と思うほど。
フルトヴェングラーのすごさは、いうまでもない。
音が、ほかの指揮者とはまるで違う。
モノーラルで、真空管の録音器材でアナログ録音なのだから、
そうとうに違って当然──、
そういう次元の違いではない。
もう別格としかいいようがない。
けっして優秀録音ではない。
ほかの五曲は優秀録音といっていい。
優秀録音だから、必ずしも名録音ではない。
フルトヴェングラーのシューベルトを聴いていると、そんなことをおもってしまう。