百年の孤独
「百年の孤独」で検索してみたら、
上位に表示されるのは麦焼酎の「百年の孤独」ばかりだった。
ガブリエル・ガルシア=マルケスの「百年の孤独」が最上位に表示されるものと思い込んでいただけに、
この結果は意外というよりも、時代を反映してのものなのか、と受け止めた。
こんなことを書いている私も、ガブリエル・ガルシア=マルケスの「百年の孤独」は知っているだけで、
読んではいない。
六年前、岩崎先生のお宅に伺った時に、そこの書棚に「百年の孤独」があった。
岩崎先生が読まれていた「百年の孤独」である。
その日から、読もう読もうと思いながら、つい遠ざけてきた。
ようやく今日、読みはじめた。
「百年の孤独」を読み終っても、
岩崎先生と同じ音楽の聴き方、音の聴き方ができるようになるわけではないし、
岩崎先生のような表現ができるようになるわけではないのはわかっていても、
そろそろ「百年の孤独」を読んでおかないと、
なにか手遅れになってしまいそうな気がした。
読み終ったら、少なくとも岩崎先生に関するなんらかの気づきはあるはず、と思っている。