モノと「モノ」(世代の違い・その4)
(その3)の終りに、いまはどうだろうか、と書いた。
しみじみ、いまはどうだろうか、とおもう。
インターネットの爆発的な普及は、モノの買い方を変えた。
昔、私が中学生、高校生ぐらいのとき、
通信販売はどこかアヤシイ雰囲気もあった。
少年マンガ誌の表3に載っていた通信販売の広告は、まさしくそうだった。
アヤシイ匂いをプンプン漂わせているけれど、つい目が留ってしまう。
一度も利用したことはないが、
東京に来て知り合った人が、この手の通信販売で買ったことを笑いながら話してくれたことがある。
やっぱり、そうだったわけだが、
そのころの通信販売のイメージは、インターネットの大手のところからはほぼ払拭されている。
使ってみると、便利である。
しかも規模が大きくなればなるほど、取り扱い商品のジャンルも広がっていく。
そして量販店もすごい。
私のいなかには、そしてそのころは量販店という店はなかった。
東京に来て、はじめてヨドバシカメラを知ったぐらいだ。
いまヨドバシカメラのオーディオコーナーに行けば、
かなり高額なモノまで取り扱っている。
オーディオ店に行く必要が、どの程度あるのだろうか。
そうおもわせるほどの品揃いである。
amazonにしても、たとえばJBLだと4312SEまでは購入できる。
いまのところは、である。
あと数年経てば、どうなるのかはわからない。
もっと上のクラスのモノまでamazaonで取り扱うようになる可能性は十分考えられる。
一方で、オーディオ店はどうだろうか。