Date: 10月 21st, 2019
Cate: 映画
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映画、ドラマでのオーディオの扱われ方(その8)

Netflixオリジナル・ドラマ「マインドハンター」のオープニングは、
一台のポータブル型オープンリールデッキをアップで映し出す。

最初見た時、たいてい、こういうところに使われるのはナグラというイメージが、
私の中にすでにあったものだから、ついナグラ? と思って見ていた。

けれど、どうも違う。
だからといってステラヴォックスではないことは、
VUメーターの形状などからいっても明らか。

では、どこのメーカー? と思い、もう一度見たら、
ソニーのTC5550だとわかった。

ドラマ本編を何本かみていくと、主人公がTC5550を抱えていくシーンが出てくる。
そこでもはっきりとするわけだが、
オープニングのシーンは、実物のTC5550よりも魅力的に見える。

ポータブル型オープンリールデッキといえば、かっこいいのはナグラ、
そういう図式ができあがってしまっていただけに、
ソニーのTC5550の良さに気づかなかったともいえる。

とはいえドラマ本編に登場するTC5550は、デカいな、と思う。
そう思うと、もうかっこよく見えなくなってしまうけれど、
またオープニングを見てしまうと、なかなかいいなぁ、と思ってしまうから、
不思議といえばそうだけど、オープニングを演出した人、カメラマンの腕が見事なわけだ。

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