Date: 9月 8th, 2020
Cate: 「オーディオ」考
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オーディオがオーディオでなくなるとき(その17)

その1)は四年前。
(その1)に、「ステレオサウンドがステレオサウンドでなくなるとき」といったことを考えている──、
と書いた。

四年のあいだにステレオサウンドは16冊出ている。
207号も、出ている。

207号の特集「ベストバイ・スピーカー上位49モデルの音質テスト」での、
YGアコースティクスのHailey 1.2についての、柳沢功力氏の試聴記を、
avcatというアマチュアの方がSNSで問題にして、
そのことに対してステレオサウンド編集長の染谷 一氏がavcat氏に謝罪したことが、
SNSで話題になった。

おそらく検索すれば見つかるだろうし、
このことについて別項『「複雑な幼稚性」が生む「物分りのいい人」』で書いている。

このことを、
ここでのテーマ「オーディオがオーディオでなくなるとき」から見たらどうなのか、と思った。

ステレオサウンドの読者が、SNSで、記事の内容に好き勝手なことを書くのは自由である。
avcat氏はオーディオのインターネットの世界では名前の知られている人であっても、
オーディオのプロフェッショナルではないし、
アマチュアであり一読者であるのだから、
avcat氏の行為について否定的ではありたくないが、
それにしても染谷 一編集長が謝罪した、ということを、SNSで公開するのは、
どうだろうか、とは思う。

この騒動は、
「ステレオサウンドがステレオサウンドでなくなるとき」というよりも、
「ステレオサウンドがステレオサウンドでなくなってしまったとき」なのか。

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