ゴジラとオーディオ(その7)
秩序から連想したのが、暖炉だった。
暖炉には炎がある。
その炎を、オーディオによる音として連想することが、またある。
「音は人なり」は何度もくり返し書いてきている。
「音は人なり」なのだから、暖炉の炎は人なり、である。
この炎は、奔馬ではないか、と連想する。
辞書には、
《勢いよく走る馬。あばれ馬。また,転じて物事の勢いの盛んなたとえ》とある。
だから奔馬の勢いという表現がある。
オーディオマニアならば、裡に奔馬を秘めているのではないのか。
だからこそのオーディオマニアではないのか。
つまり、暖炉の炎は、裡なる奔馬、
そう連想してしまう。