雑誌の楽しみ方(最近感じていること・その4)
最寄りの駅にいく途中に書店がある。
この書店にはショーウィンドウがあって、
店内に入らずとも、この書店オススメの本がわかるようになっている。
もう数ヵ月以上だろうか、
一冊の本が、ずっとそこに飾られている。
「雑誌に育てられた少年」である。
気になっているものの、手にとっていない。
でも、「雑誌に育てられた少年」、
これに共感する人は、けっこういると思う。
私もそうだ、と、少なからぬ人が頷いているのではないだろうか。
私も「雑誌に育てられた少年」の一人だ。
オーディオもそうだ。
「五味オーディオ教室」を読んで、
そのあとは、さまざまなオーディオ雑誌を読んできた。
周りにオーディオマニアはいなかった。
オーディオ専門店も、バスで一時間ほどかかるところにしかなかった。
そういうこともあって、オーディオ雑誌をとにかく読んだ。
でも、周りにオーディオマニアがいて、
近くにオーディオ専門店があっても、オーディオ雑誌を読みふけったであろう。
Macintosh(パソコンのMac)にしてもそうだった。
1992年ごろは、Mac関係の雑誌がいくつもあった。
MacPower、MacLife、MacJapan、MacWorldがあった。
すべて買って読んでいた。
自転車に関してもそうだった。
自転車雑誌を、書店に並んでいるものすべて買って読んでいた。
Macも自転車も東京に来てからのことである。
それでも、まずは雑誌からだった。
そしてどちらも1990年代のことである。