Date: 12月 14th, 2018
Cate: ロマン
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オーディオのロマン(魔法の箱)

ひとつ前に、メリディアンのULTRA DACは魔法の箱のようだ、と書いた。
オーディオ機器は、たいてい箱である。
アンプもD/Aコンバーターも箱といえるし、
スピーカーシステムも、最近では四角い箱の方が珍しくなりつつあるけれど、やはり箱といえる。

ULTRA DACは私にとっては魔法の箱のような存在であっても、
私とまるで違う音楽の聴き方をする人には、魔法の箱でもなんでもなく、
単なる箱、木箱くらいの存在でしかないだろう。

別の人には銅の箱、また別の人には銀の箱、金の箱かもしれない。
銅や銀の箱といえるオーディオ機器とは巡りあえよう。
金の箱といえるオーディオ機器との出逢いもまれではあるだろうが、ないわけではない。

けれど魔法の箱といいたくなるオーディオ機器との出逢いは、
単に、そのオーディオ機器が優れているだけでは無理である。

使い手との相性、使い手の実力があってこその魔法の箱のはずだ。

一時(いっとき)でもいい、
魔法と箱と信じられるオーディオ機器と出逢えた人はロマンを信じられる人のはずだ。

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