日本のオーディオ、これから(韓国、中国は……・その1)
五年前にQUADの405を手に入れたときに、405について検索した。
ファンサイトがいくつかあった。
それらを見ていて、405のクローン基板が売られているのを知った。
AliExpressで売られていた。
価格は、かなり安い。
そして関連製品として、いくつかのアンプが表示される。
それらを見ていると、なぜ、この価格で提供できるのか、と不思議になる。
それから度々AliExpressを見るようになった。
クローンアンプの種類は増えていっている。
QUADの405の基板だけでなく、シャーシーも登場したし、
他のメーカーのアンプのクローンも出てきた。
マークレビンソン、ゴールドムンド、アキュフェーズ、クレル、
それからFMアコースティック、ダールジールなども、最近ではある。
どの程度のクローンなのか、そのレベルは買ってみないことにはわからない。
意外にしっかりとコピーしたモノかもしれないし、
値段相当でしかないのかもしれない。
それ以前に、こういうクローンを製造していることを、
全面的に悪と否定する人は、日本のオーディオマニアのなかには少なからずいよう。
褒められたことではない。
けれど、オリジナルそっくりのクローンアンプを製造できるようになったら、
それだけでも、そのメーカー(個人かもしれない)の技術力は、それだけ高くなっていく。
オリジナルとなるアンプを購入して研究しているのか、
あらゆる伝手を使って、回路図なり、技術的資料を入手しているのか、
とにかくそうやってクローンアンプを製造する。
これは単なる金儲けの手段とは思えない。