Date: 11月 29th, 2008
Cate: 川崎和男
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川崎和男氏のこと(その14)

思い起きてきた「きもち」はひとつだけではなかった

1999年、audio sharing をつくろう、と思ったきもち、
1998年、「得手」を読んだときのきもち、
1994年、草月ホールでのきもち、「プラトンのオルゴール」展でのきもち、
1991年、はじめて「Design Talk」を読んだときのきもち、である。

2000年のE-LIVEのときもそうだったが、川崎先生の講演が終ると、すこし休憩に入る。
何人かのひとが、川崎先生のもとに集まる。
ここで順番を待っていると、気後れすると思って、真っ先に川崎先生のところに行った。
実は、この日、最前列の真ん中に座っていた。

その日の朝、印刷したばかりの手作りの、たった3行の名刺──、
audio sharing の下にURLとメールアドレスだけで、私の名前も電話番号もない、そんな名刺を渡し、
「菅野先生と対談をしていただけないでしょうか」とお願いしたときの川崎先生の顔は、
よく憶えている。いまでも、はっきりと思い出せる。

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