Date: 7月 10th, 2018
Cate: 405, QUAD
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QUAD 405への「?」(その3)

ステレオサウンド 43号で、瀬川先生は、
《発売後数回にわたって回路が変更されているようで、音のニュアンスもわずかに違うし、プリのノイズを拡大する傾向のある製品もあるようなので、選択に注意したい》
と書かれている。

ということは38号での新製品紹介での405は、初期の405のはず。
その年の暮の「コンポーネントステレオの世界 ’77」で使われた405は、
38号の405とそう変っていないのかもしれない。

けれど「コンポーネントステレオの世界 ’77」から半年後の43号の時点では、
はっきりと405は変っている、といえる。

私が405を聴いたのは、43号よりさらに五年後。
回路・仕様の変更があったと考えてもいい。

それにその間に、コントロールアンプの44が登場している。
このあたりでも回路・仕様変更はあったとみていいのか。

405は魅力的なパワーアンプだし、好きなパワーアンプのひとつである。
それだけに、38号での音の印象とその後の音の印象のズレについては、
ずっとわだかまりのようなものがあった。

実際に回路・仕様変更はあったのか。
確かに405-2が登場している時には、回路変更はあった。
それ以前はどうなのか。

ずっと確認できないまま時は経っていく。
数年前に、405のサービスマニュアルがダウンロードできるようになっていた。
405-2になるまでに、何度かの回路変更があったのが確認できる。

シリアルナンバーで、どのヴァージョンの405なのかを確認できる。

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