Date: 6月 21st, 2018
Cate: ショウ雑感
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2018年ショウ雑感(その6)

オーディオ雑誌に対しても、読み手がどんなことを求めているのかは、
さまざまなんだろうな、ともう思うしかない。

わかりやすい答を求めている人もがいる。
どれがイチバンなのか、それだけを欲している人が、少なくない。
ベストバイや賞関係の記事は、そんな人には好評のようだ。

そこまでではなくとも、雑誌に答が載っている、と思い込んでいる人も少なくない。
オーディオ雑誌に答が載っていたら、どんなに素晴らしいか──、
そんなことは思ったことがない。

載っていないからこそ、オーディオ雑誌は面白くなるはずなのだが……。
それから自分が使っているオーディオ機器を褒めてほしい、と思っている人もいる。

そういう人は、その人が使っている機種に対して、
少しでもネガティヴな評価が載ると、不愉快になったり怒ったりする。

そんな時、こいつら(試聴記を書いた人)、
このオーディオ機器の真価がわかっていないな、ぐらいに思って読めばいいのに、
どうもそうではないようだ。

これは間接的な承認欲求が満たされないから、そういう感情になってしまうのか。
そのへんのはっきりとしたことはわからない。

読み手側には、とにかくさまざまな人による求めていることが、人の数だけあるのだろうか。
ゆえにオーディオ雑誌もひとつだけあれば足りるのではなく、
いくつものオーディオ雑誌がある、といえる。

それでも、ひとつのオーディオ雑誌に求めていることも違う。
ステレオサウンドに何を求めるか、人によってほんとうに違うことを知っている。

オーディオショウについても、同じことがいえる。
答をひたすら求めている来場者もいる、ということだ。

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