Date: 12月 11th, 2017
Cate: pure audio
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ピュアオーディオという表現(「3月のライオン」を読んでいて・その4)

「瀬川先生の音を彷彿させる音が出せた」と私にいってきた知人も、
私にしてみれば、「頂点まで最短距離で登っていった」という人と同類だ。

オーディオの頂点からすれば、瀬川先生の音というゴールは、
身近にあるように思えるのかもしれない。

知人は、別項でも書いているように瀬川先生の音を聴いたこともない、
瀬川先生と会ったことすらない。

仮に会っていて、瀬川先生の音を聴いていたとしても、
知人と「頂点まで最短距離で登っていった」といった人とは、やはり同類だ。

知人には、瀬川先生の音というドアはひとつしか見えてなかったようだ。
知人は、そのドアに気づいていたのか。

気づいていたとして、そのドアを開けようとしたのか、と思う。
ドアにたどり着くことが目的ではないはずだ。

そのドアを開け、さらに一歩進んだところから、
瀬川先生の音の世界は拡がっているのではないのか。

しかも知人は、間違ったドアを目指していた。

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