世代とオーディオ(JBL SE408S・その16)
あらゆることのくり返しを、前野時代のことを知らない人は、新しいことだと思ってしまう。
オーディオに限っても、そうだ。
以前に話題になったことがしばらくすると当り前になりすぎてか忘れられていくようだ。
ある程度の年月が経ったころに、
同じことを、さも新技術のように謳うメーカーがあらわれると、
少なからぬ人が、それを新しい技術だと受け止めてしまう。
オーディオ評論家の中にも、残念ながらそういう人は見受けられる。
自分の目でしっかりと製品を見ていれば、そういうことにはならないのに……。
結局、そんな勘違いをしてしまう人は、メーカー、輸入元の発表資料だけが頼りなのだろう。
文字で示されることには目が行くけれど、
文字で示されていないところには目が向かない。
そういう人は、オーディオの系譜を語ることができない。
オーディオの系譜を語れない人が増えてきている。
それでオーディオ評論家といえるだろうか。