新製品(ダイナベクター DV1)
私にとってダイナベクター(Dynavector)は、
質量分離型のトーンアームDV505が、なんといっても代表的な製品として、
いまでもすぐに頭に浮ぶ。
それからルビー、ダイアモンドをカンチレバーに採用したMC型カートリッジ、
真空管アンプなどが浮ぶ。
いずれの製品も、型番はDVから始まる。
自転車への興味がなかったころは、
ダイナベクターはオーディオメーカーという認識だった。
一時期は輸入業務も行っていた。
1990年ごろから自転車に興味を持つようになって、
驚いたのはアレックス・モールトンの輸入元がダイナベクターだったことである。
DV505とモールトンのフレームが、イメージとして重なってきて、
そこに共通するものが見出せそうにも思えてくる。
そのダイナベクターから新製品としてDV1が発表になった。
といってもオーディオ機器ではなく、自転車のフレームである。
ベースとなっているのはアレックス・モールトンである。
モールトンのフレームは、イギリスのパシュレーが、一時期ライセンス生産していた。
今回のDV1は、ライセンス生産ではなく、
ダイナベクターによる開発である。
いま書店に並んでいるCyclo Graph 2017(ホビージャパン)に、
DV1の詳細が載っている。