Date: 10月 15th, 2017
Cate: 新製品
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新製品(TANNOY Legacy Series・その19)

2017年のインターナショナルオーディオショウで見たかったモノのひとつが、
タンノイのLegacyシリーズだった。

正直、エソテリックのブースの音は期待していない。
あそこで聴いた音で、製品の音は参考程度にもならないと個人的にはずっと以前から思っている。
なのでLegacyシリーズの実物を見たかった、見て確かめたかったことがあった。

私がショウに行ったのは初日の夕方以降の数時間だけ。
エソテリックのブースにも、もちろん行った。
Legacyシリーズによる音出しではなかった。
運が良かった、と思った。

あてにならないとわかっていても、
鳴っている音を聴いてしまうと、なんらかの判断をしてしまいがちである。
だからLegacyシリーズが鳴ってなくてよかった、と思ったわけだ。

別のスピーカーが鳴っていたから、
Legacyシリーズの実物をじっくり見ることができた。

インターネットでの写真を見たときから気になっていたのが、
全体に漂う質感の違いだった。

1976年登場のArden、Cheviot、Eatonの、記憶にある印象からすると、
妙に滑らかに過ぎる質感のように感じていた。

それが写真の撮り方によるものか、それとも実際そうなのか、
それを確認したかった。

Legacyシリーズは、ジャック・ハウのデザインを忠実に再現したと謳っているが、
細部に違いはある。
レベルコントロールのパネル、バスレフポートの開口部の形状などは違っている。

けれど私がおぼえた違和感にも近い感覚は、そのへんの違いゆえとは思えなかった。
全体の仕上げが、当時とは違っていることによるものではないのか。

写真で見たとおりの感じを受けた。
Legacyシリーズの仕上げを基準とすれば、
以前のABCシリーズの仕上げは、やや粗さを残している、ともいえるし、
ABCシリーズの仕上げを基準とすれば、Legacyシリーズは滑らかすぎる、と感じる。

もしかすると私の記憶の中にあるABCシリーズの印象が、
すでに色褪てきているから、そう感じたのかもしれない、と思いつつも、
Legacyシリーズの仕上げの質感は、手触りのぬくもり的なものが薄くなっている。

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