Date: 9月 23rd, 2017
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色づけ(colorationとcolorization・その1)

カラーレイション(coloration)という言葉がある。

KEFのReference Seriesのカタログを見ていたら、
“Low Colouration”とあった。

KEFはイギリスの会社だから、colorationではなくcolourationである。
瀬川先生がいわれていたことだが、
カラリゼイション(colorization)とカラーレイションは、意味が違う。

どちらも色づけと訳すことはできるが、
色づけの意味合いがそもそも違う。

カラリゼイションは、積極的な色づけであって、
例えばモノクロの写真に着色、カラー化の意味での色づけである。

カラーレイションは、オーディオの世界では、
ノンカラーレイション、ローカラーレイションと使われ方をすることからもわかるように、
本来あってはならぬオーディオ機器固有の音色による色づけのことである。

カラーレイションとカラリゼーション、
いまでは、カラリゼーションの方は耳にしなくなったが、
先日、カラーレイションのところにカラリゼーションが使われていたことがあったのと、
KEFのカタログで目にしたので、思い出した次第。

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