Date: 11月 17th, 2008
Cate: 4343, JBL
Tags:

4343とL250(その1)

JBLのスタジオモニターの4331、4333には、それぞれコンシューマーモデルがあった。
L200とL300である。

4331、4333を基本として開発されていて、フロントバッフルは傾斜しており、
床に直置きしたときに、椅子にかけた聴き手の耳の高さに合うようにである。
エンクロージュアの仕上げも丁寧で、家庭で使うにふさわしい内容のスピーカーといえる。
ダグ・ワーナーによるスタイリングだ。

4343が出たときに、そのコンシューマー版、つまりL400が出る、とうわさになっていた。
JBLが、出す、といっていたらしい。
1976年暮にステレオサウンドから出た別冊「コンポーネントステレオの世界 ’77」の
岩崎先生の組合せのページに、この話が出ている。
結局、L400は出なかった。

代わりかどうかはわからないが、82年に、L250が出る。4ウェイ構成のコンシューマーモデルだ。
手がけたのは、グレッグ・ティンバースだ。
そして同時に、ティンバースが設計した18インチ・ウーファー2245H(4345のウーファーでもある)を
搭載したサブウーファー、B460も登場した。

L250は、ハーマン・インターナショナルが、JBLを買い戻して最初に企画したスピーカーでもある。

Leave a Reply

 Name

 Mail

 Home

[Name and Mail is required. Mail won't be published.]