世代とオーディオ(次世代を育てる……)
すべての分野において、次世代を育てていくことが求められている、と思う。
けれど次世代を育てることはできるのだろうか、とも思う。
オーディオという分野、
もっといえばオーディオ評論という世界を眺めてきて感じているのは、
次世代を育てるのは実際のところ無理だった、ということと、
それは次世代ではなく次々世代なのかもしれない、ということである。
現世代が育てられるのは、次世代ではなく次々世代なのかもしれない。
それも育てるのではなく、鍛える、である。
次々世代を鍛える、
それが必要なこと、できることなのかもしれない。