Date: 7月 30th, 2017
Cate: 世代
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世代とオーディオ(略称の違い・その3)

出版不況といわれているし、雑誌が売れない、ともいわれている。
売れないからだろうか、たとえばMac雑誌。

私がMac雑誌を読みはじめたころは、
Mac Japan、Mac Power、Mac Life、Mac Worldが月刊誌として出ていた。
それから数年後、Mac JapanがMac Japan ActiveとMac Japan Brosに分れた。
Mac Powerの姉妹誌としてMac Peopleが出て、
日経Mac、Mac User、Mac fanも創刊された。

これだけのMac雑誌があり、
コンビニエンスストアでもMac Powerが、
私鉄沿線の小さな駅の売店でもMac Peopleが売られているのを見ている。

それがいまではMac fan一冊のみである、残っているのは。
そういうMac雑誌に比べれば、オーディオ雑誌はまだマシということになるのか。

それでもオーディオ雑誌も売れなくなってきていることは、書店に行けば感じられる。
感じられる、というより、はっきりとわかる。
ながいこと書店でオーディオ雑誌の扱いをみてきた人ならば、わかっていることだ。

よく出版社が発表している発行部数をもとに、いや売れている、と主張する人がいる。
けれど、その発行部数は公称発行部数であって、実際に印刷した部数ではない。

このことを指摘すると、今度は公称発行部数は印刷部数の数倍だから……、という。
だが公称発行部数は印刷部数の何倍とか何倍までしか発表できないわけではない。

実売に近い公称発行部数もあれば、数倍程度の公称発行部数、
中には十倍以上の公称発行部数もある。
公称発行部数では何もわからない。

証明書付き印刷部数を発表している雑誌以外の発行部数は、その程度のものでしかない。
それより書店に行ってみるほうが、確かだ。

もちろんネット通販で買う人がいるのも知っている。
電子書籍版を買う人もいる。
その分だけ書店での扱いが減っただけ、と考えることもできるが、
それだけとは考えられない。

なぜ減っているのか。
オーディオ雑誌だけに限っていえば、
編集者と読者との年齢の差が開きつつあるから、とまずいえよう。

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