実写映画を望む気持と再生音(ゴーストとレヴェリー)
「GHOST IN THE SHELL」と同時期にHuluで「ウエストワールド」の配信が始まった。
「ウエストワールド(Westworld)という映画があった。
1973年公開、マイケル・クライトン監督による作品。
映画館では観ていないが、テレビで放送された時に見ている。
ユル・ブリンナーという役者を知ったのもこの映画だったし、
顔が外れるシーンは強烈だった。
ドラマ版の「ウエストワールド」も映画をベースにした。
タイトルにもなっているウエストワールドは、体験型テーマパークであり、
マイケル・クライトンの「ジュラシック・パーク」と同じといえる。
後者は恐竜で、前者は人と見分けがつかないほど精巧なアンドロイドにるテーマパークである。
ドラマ版「ウエストワールド」の中に、レヴェリーという単語が出てくる。
字幕では「レヴェリー(夢幻)」と訳されている。
「GHOST IN THE SHELL」には、ゴーストという単語が出てくる。
ゴーストとレヴェリーは、近い。
ただしゴーストは義体であっても、脳は生身のままの脳であるから宿る。
レヴェリーは人工頭脳に宿る。
これから先、再生装置が高度になればなるほど、
そこに宿るものが生れてくるとしたら、どちらなのだろうか。
それともすでに、どちらかはあると感じているのだろうか。