「オーディオの対岸にあるもの」について(その2)
“See the world not as it is, but as it should be.”
「あるがままではなく、あるべき世界を見ろ」
gleeの最後に、このことばが登場する。
オーディオにもあてはまるといえる。
あるがままではなく、あるべき世界を聴け、といえる。
あるべき世界は、あるべき音ともいえる。
けれどオーディオの難しさは、
あるがままとあるべき世界の両方を聴くことを求められるところにある。
オーディオの対岸にあるもの。
それは聴き手の聴き方によっても違ってこよう。
あるがままを聴いている人が、オーディオの対岸にあると感じているもの
あるべき世界を聴いている人が、オーディオの対岸にあると感じているもの、
あるがままとあるべき世界を聴いている人が、オーディオの対岸にあると感じているもの、
──こういうことを考えている。