オーディオと青の関係(その14)
JBLには、スタジオモニターのフロントバッフルの他に、もうひとつ青がある。
ウーファーのLE15Aのフレームが、初期のころは青だった。
JBLのユニットは美しい。
ドライバーやホーンはエンクロージュアの上に置かれて使われることもあるが、
ウーファーはエンクロージュアに収められるユニットである。
フレームの色が何色であれ、使っている(鳴らしている)人からは、その色は見えない。
にも関わらずLE15Aは、初期のころ青に塗装されていた。
他のJBLのユニットで、フレームが青に塗装されていたのはあるのだろうか。
なぜ青だったのか。
誰が青にしたのか。
わからない。
LE15Aの開発者のバート・ロカンシーが青に決めたのか。
それともアーノルド・ウォルフが決めた青なのか。
LE15Aの青が、のちのスタジオモニターの青に引き継がれたのだろうか。