映画、ドラマでのオーディオの扱われ方(その2)
「VINYL ─ヴァイナル─」というアメリカのドラマがある。
マーティン・スコセッシとミック・ジャガーが手を組んで、
1970年代のアメリカの音楽シーンを描いた、というふれこみのドラマである。
1973年からドラマは始まる。
私がこれまで見てきたドラマの中で、もっともオーディオ機器が登場する。
レコード会社の社内にもオーディオ機器はある。
役員室にもオーディオが置かれている。
放送局が登場するシーンもある。
このターンテーブルとトーンアームの組合せなのか、と、
アメリカとは思えない組合せが意外に感じられたり、
オープンリールデッキとカセットデッキが両方ともあったりするのは、
1970年代という時代でくるものである。
ナカミチの700が、けっこうはっきり映るシーンもある。
700といえば、1973年に出たばかりのモデルのはずだ。
とにかくいろんなオーディオ機器が登場して、
それだけにオーディオマニアには楽しい、といえる。