Date: 12月 22nd, 2016
Cate: audio wednesday
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第72回audio wednesdayのお知らせ(セッティングとチューニングの境界)

以前、プロのメイク(化粧)を見たことがある。
メイク前の顔とメイクをほどこされた顔の違いは、
女の顔は化粧で変る、ということをほんとうに実感できた。

そのメイクの人の素顔も見たことがある。
なるほど、プロは自分の顔も正確に把握しているからこそ、
これだけのメイクができるのだな、とも感心していた。

こんなことを書いているのは、ある種のアクセサリーによる音の変化は、
化粧に近いものがあると感じているからだ。
アクセサリーそのものにも、そういう傾向をもつモノがあるが、
使い手側も、そういう意図で、種々のアクセサリーを使っているふうにも感じることがある。

化粧の腕がよければ、女性の顔は美しくなる。
化粧とはよくいったもので、化けている。
化けているわけだから、化粧を落とせば、元の顔に戻る。

こういうようなアクセサリーの使い方、
アクセサリーに頼った、いわゆるチューニングは、
別のところにあるチューニングを、私は本来のチューニングと考えている。

化粧の前にやることはある。
その段階でのセッティングとチューニング。
だから私が考えるチューニングと、一部のオーディオマニアにとってのチューニングは、
同じ言葉であっても、ずいぶんと異なりもする。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。

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