川崎和男氏のこと(その1)
川崎和男の名前を知ったのは、1991年9月ごろだったと記憶している。
当時、MacのClassic IIを使いはじめたばかりの私は、Mac関係の雑誌をすべて買っていた。
MacPower、MacLife、MacJapan、MacWorldである(いまはどれもない)。
Macに関して何の知識もなかったので、手当たり次第、読んでいた。
そして出会ったのが、川崎先生の連載「Design Talk」だった。
正直、書いてあることの半分も理解できなかった。
それでも、「この人はすごい」と直感でわかった。
「Design Talk」というタイトルの下に、ドリームデザイナー/川崎和男、とあった。
他の人が使っていたら、陳腐に感じていただろう。
でも、本文を読み終わると、とてもカッコよく感じたのを思い出す。