2016年ショウ雑感(その5)
あと10日ほどでインターナショナルオーディオショウが始まる。
楽しみにしている人がいる一方で、
オーディオショウではまともな音は聴けないから特に興味はないという人もいる。
インターナショナルオーディオショウでは、前日搬入のはずである。
おそらく出展社ごとに搬入の時間帯が決められている、と思われる。
すべての出展社が一度に同じ時間に搬入を開始してしまったら、
エレベーターの奪い合いになるだろうし、時間のロスは増える。
あらかじめ順番と時間帯が決められていれば、搬入作業はスムーズにいく。
搬入が終れば開墾作業、設置作業。
それから結線して音を出してチェックしていく。
そういう流れであろう。
細かなチューニングはその後から始まるはずだ。
実際にチューニングにさける時間はどのくらいなのだろうか。
そう長くはないと思う。
そんなふうに出される音を聴いても、つまらないだけだろう……、
と言ってしまうのは、簡単なことだ。
誰にだってできることだ。
インターナショナルオーディオショウが現在の会場で開催されるようになって十年以上は経っている。
各出展社のブースもいくつかは変更になっているが、多くは以前からのブースのそのままである。
これだけ長いことやっていれば、そのブースでの音出し、チューニングのノウハウは、
それなりに積み重ねられている、とみていい(そうでないところもあるようだか……)。
ケチをつけようと思えば、どれだけでもケチはつけられる。
でもそんなことをして何も楽しくはない。
楽しむために行くところのはずだ。